小学4年生までは「幼く見えるトレーニング」が将来を伸ばす

「そんな練習で大丈夫?」
と思うトレーニングほど、小学生には大切です。
スクールを見学された保護者の方から、
「もっと試合形式をやらないんですか?」
「サッカーとは関係ない動きに見えるのですが…」
というご質問をいただくことがあります。
確かに、小学4年生くらいまでのトレーニングは、一見すると遊びのように見えたり、少し幼く感じたりする内容が多くあります。
しかし、その”一見遠回り”に見えるトレーニングこそが、この年代ではとても大切なのです。
大人が「良い練習」と感じるもの
大人はつい、
- 複雑なパス回し
- 戦術練習
- ポジションごとの動き
- 難しいコンビネーション
こうした練習を見ると、「レベルが高い」と感じやすいものです。
しかし、それらは土台ができて初めて効果を発揮する応用練習です。
動きの土台が十分でない子どもにとっては、「こなすだけ」の練習になってしまうことも少なくありません。
小学生に本当に必要なのは土台づくり
小学4年生頃までは、身体も脳もまだまだ未熟な時期で発達の途中です。
この時期は、
- 思い通りに身体を動かす
- バランスを取る
- 素早く反応する
- リズムよく動く
- ボールにたくさん触れる
こうした基礎能力を身につけることが何より重要です。
この土台があるからこそ、高学年や中学生になったときに高度な技術や戦術を吸収しやすくなります。
「簡単そう」に見えることほど奥が深い
・片足でバランスを取る。
・リズムよくステップを踏む。
・ボールを細かくタッチする。
どれもシンプルに見えますが、自分の身体を思い通りに動かすための大切な練習です。
こうした能力は、一朝一夕では身につきません。
だからこそ、小学生のうちから繰り返し取り組む価値があります。
今は未来への準備期間
育成年代では、「今勝つこと」だけが目的ではありません。
将来、高いレベルでプレーするための準備をする時期でもあります。
土台をしっかり作った選手は、身体が成長したときに技術も大きく伸びていきます。
反対に、基礎を飛ばして応用ばかりを求めると、その先で伸び悩む原因になることもあります。
まとめ
小学4年生頃までは、「少し幼いかな?」と感じるようなトレーニングにも大きな意味があります。
今必要なのは、難しい戦術や複雑なプレーではなく、
- 身体を自由に動かす力
- コーディネーション能力
- ボールを扱う基本技術
この土台をしっかり育てることです。
私たちは目先の上手さだけではなく、5年後、10年後にも成長し続けられる選手を育てるために、年代に合ったトレーニングを大切にしています。
■ プロフィール
川﨑 大介
スポリラサッカースクール代表・指導者
スポーツトレーナー/身体操作トレーナー
プロスポーツ選手をはじめ、ジュニアアスリートからトップアスリートまで幅広い世代への指導・サポートに従事。身体操作トレーニング、コンディショニング、リハビリテーション、スポーツ障害・外傷の予防・改善を専門とし、多くのアスリートのパフォーマンス向上と身体づくりを支えてきた。
また、自身もプロサッカー選手を目指す子どもを育てる親として、成長期の身体づくりやケガ予防、保護者ならではの悩みとも日々向き合っている。
本ブログでは、現場で培った経験と専門知識、そして保護者としての視点をもとに、スポーツパフォーマンス向上、ケガ予防、身体づくりに役立つ情報を発信している。
【専門分野】
・身体操作・動作改善指導
・プロスポーツ選手へのトレーニング指導
・コンディショニング
・リハビリテーション
・ジュニアアスリートの障害予防サポート
・スポーツ障害・外傷への対応

