「判断が遅い」は判断力だけの問題?|サッカー特性 × ビジョントレーニング®︎
「判断が遅い」は
ARTICLE SUMMARY|この記事のポイント
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01
見る力には差があるかもしれない
同じピッチに立ち、同じプレーを見ていても、
選手によって取り込めている情報は同じとは限りません。 -
02
プレーは3つの力で考える
見る力情報取得能力 → 考える力情報処理能力 → 動く力戦術遂行能力SPOReLAでは、この3つの力がつながって
一つのプレーになると考えています。 -
03
判断だけの問題にしない
「判断が遅い」「周りが見えていない」とき、
戦術理解や判断力だけでなく、
その前に、プレーに必要な情報を目で正確に捉えられているか
まで考えます。 -
04
見るためではなく、プレーするために見る
目指すのは、ただ多くを見ることではありません。
プレーに必要な情報を、
必要なタイミングで周囲から取得する。そして、
必要な情報を持った状態で的確にプレーできる選手へ。
見る力の差から考える
サッカーでは、技術や戦術を身につけることが大切です。
しかし、その前に考えたいことがあります。
そもそも、選手によって「情報を取得する力」に差があるのではないか。
目を素早く動かす機能や、見たものを正確に捉える力など、プレーに必要な情報を取り込むための能力には、選手それぞれに違いがあります。
同じピッチに立ち、同じプレーを見ていても、
- 見たいものへ素早く視線を移せているか
- ボールを見ながら、味方や相手など周囲も捉えられているか
- 周囲の選手にどれだけ気づけているか
によって、その後の判断やプレーは変わってきます。
「サッカーの特性 × ビジョントレーニング®︎」
SPOReLA SOCCER SCHOOLでは、戦術や技術を教えるだけではなく、プレーの土台となる「情報を取得する力」にも目を向けています。
そのために取り入れているのが、ビジョントレーニング®︎です。
★スクールで実施しているビジョントレーニング®︎は、ビジョントレーニング®︎公式インストラクターPROの協力の基、指導しています。
「何をするか」の前に「見る力に差」がある
例えば、同じ場面で2人の選手がプレーしているとします。
選手A|ボール以外のものも捉えられている
- ボール
- 味方
- 相手
- スペース
👉 一つのものだけに偏らず、複数のものを捉えながらプレーできている
選手B|ボールを見ることに偏っている
- ボール
👉 ボール以外のものを十分に捉えられていない
この2人に同じ戦術を教えたとしても、プレーする前に見えているものに差があれば、その後のプレーにも違いが出るのは自然です。
つまり、
戦術を理解できるかだけではなく、その判断に必要な情報を取得する能力差にも目を向ける必要があります。
だからこそ、
・「何をするべきか」を教えるだけではなく、「見る力の差」から考え、指導する。
・「判断やプレー」だけを見るのではなく、その判断につながる「情報を取り込む力」まで見る必要があります。
見る・考える・動く。3つの力がプレーにつながる
サッカーのプレーは、技術や身体能力だけで決まるものではありません。
試合の中では、まず周囲から情報を集め、その情報をもとに考え、そして実際のプレーとして動く必要があります。
SPOReLA SOCCER SCHOOLでは、この一連のプレーを、
見る力 × 考える力 × 動く力
という3つの力から捉えています。
見る力|情報取得能力
プレーに必要な情報を、必要なタイミングで周囲から集める力。
味方・相手・ボール・スペースなど、そのときのプレーに必要な情報を取り込みます。
考える力|情報処理能力
集めた情報を分析し、予測・判断して、何をするかを決める力。
見る力によって得た情報をもとに、状況を整理し、次のプレーを選択していきます。
動く力|戦術遂行能力
考えて決めたプレーを、実際の動きとして実行する力。
技術だけでなく、身体操作、ポジショニング、スピード、アジリティ、パワー、バランスなども含め、試合の中で求められるプレーを実行します。
この3つは、どれか一つだけが重要なのではありません。
見る → 考える → 動く
という流れがつながることで、一つのプレーになります。
どれだけ考える力があっても、判断するための情報が十分に入っていなければ、状況に合った判断は難しくなります。
また、正しく判断できても、それを実際のプレーとして表現できなければ、試合では結果につながりません。
だからSPOReLAでは、3つの力を切り離すのではなく、プレーにつながる一連の能力として育てることを大切にしています。
今回は、その入口となる「見る力」について
では、プレーの最初にある「見る力」とは、どのような能力なのでしょうか。
SPOReLAが考える「見る力」は、単に目を動かすことや、広い範囲を見ることではありません。
大切なのは、
プレーに必要な情報を、必要なタイミングで周囲から取得すること。
そして、必要な情報を持った状態で、的確にプレーできる選手を育てることです。
すでに周囲を見ることを得意としている選手も、その力をより速く、正確に、プレーにつなげられるように伸ばしていきます。
同じピッチに立ち、同じ状況を見ていても、選手によって取り込んでいる情報は同じとは限りません。
ここから、SPOReLAが「見る力=情報取得能力」をどのように考え、どのように育てているのかを詳しく解説します。
サッカーに必要な「見る力」とは
サッカーにおける「見る力」は、単に視力が良いかどうかだけではありません。
プレー中は、ボールだけでなく、味方・相手・スペース・ゴールなど、さまざまな情報を短時間で捉える必要があります。
そのためには、目を動かす機能や、見た情報を正確に取り込む力など、複数の能力が関係しています。
視線を素早く移す力
ボールから味方へ、味方から相手へ、さらに空いているスペースへ。
サッカーでは、見る対象を次々と切り替える必要があります。
そのため、見たいものへ素早く視線を移す力が重要になります。
視線を正確に動かす力
ただ速く目を動かせばいいわけではありません。
見たいものへ正確に視線を移し、その対象をしっかり捉えることも大切です。
動いているものを見る力
ボールも、味方も、相手も常に動いています。
動いている対象を目で捉え続ける力は、パス、トラップ、守備、ボールへの反応など、さまざまなプレーにつながります。
複数の対象を捉える力
サッカーでは、ボールだけでなく、味方や相手など複数の対象を見る必要があります。
一つの対象だけを見続けるのではなく、視線を切り替えながら複数の対象を捉える力が求められます。
周囲の情報に気づく力
ボールを見ているときでも、その周囲にいる選手や動きに気づくことが大切です。
一点だけに意識が集中せず、視野の中にある周囲の変化に気づく力も、サッカーでは求められます。
サッカーは「情報」を集め続けるスポーツ
サッカーでは、プレー中に常にさまざまな情報を集めています。
プレー中に集めている情報
- ボールの位置
- 味方の位置
- 相手の位置
- 空いているスペース
- ゴールまでの距離
- 相手の動く方向
そして、集めた情報をもとに考え、プレーとして実行していきます。
見る → 考える → 動く
という流れを繰り返しています。
判断が遅い選手に対して、
「もっと周りを見よう」
「判断を速くしよう」
と伝えることがあるかと思います。
しかし、そもそも必要な情報を十分に取り込めていない可能性も考える必要があります。
サッカーでは、一点をじっと見るだけではありません。
視覚系トレーニングでは、
- 素早く視線を移す
- 動くものを目で追う
- 周囲の情報に気づく
- 必要な情報を探す
- 複数の対象を捉える
つまり、「見る」という機能そのものにアプローチ
ボールを見ながら周囲を感じたり、素早く別の場所へ視線を移したり、動いている選手を捉えたりする必要があります。
見ることができなければ、判断するための材料が十分にそろいません。
まずは、
必要な情報を、必要なタイミングで取り込めるか。
ここがスタートです。
プレーを変えるための「見る力」
SPOReLAでは、「見る力」を高めること自体をゴールにはしていません。
サッカーでは、周囲から情報を取り込み、その情報をもとに考え、実際のプレーとして動くことが求められます。
だからこそ、視線を素早く動かす、動いているものを捉える、周囲の変化に気づくといった**「見るための能力」を、実際のプレーにつなげていくこと**を大切にしています。
見るために見るのではなく、プレーするために見る。
SPOReLAでは、ビジョントレーニング®︎を単独で完結させるのではなく、サッカーの特性と組み合わせながら、見る → 考える → 動くにつなげていきます。



